井手薬品がお届けする佐世保の薬局情報サイト

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社長インタビュー

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大正13年の創業以来、地域の薬局としてその大きな役割を担ってきた井手薬品。
高齢化が進むこれからの佐世保で、薬局として何ができるのか、そして、薬剤師として何が求められるのか。これから薬剤師になる新卒者の方、地方で働きたいと思っている中途採用者に伝えたいことを、社長の井手佳位輔が語りました。

 

地域に根ざした薬局として

私の祖父が大正13年に井手薬局として開業してから、この地域の方々に支えられてもうすぐ90周年を迎えます。
戦前戦後、大きな時代のうねりに翻弄されながらも、佐世保の人々は前向きに力強く生きてきました。そんな人々の健康や病に正面から向き合う中で、患者さんに愛され、信頼される薬局づくりに励んできました。
祖父の時代から通い続けてくださっているある患者さんが、いまも変わらず元気な姿を見せてくださるのですが、大変感慨深いものがありますし、ますます頑張ろうという気持ちにさせてくれます。井手薬品の歴史は、患者さんとともに歩んできた歴史そのものなのです。

 

街中だから、多様な診療科の処方箋が集まる

佐世保の中心部には大きな病院が集中しており、様々な医院も点在しています。井手薬局は三ヶ町アーケードをはじめ、佐世保の街中を中心に展開していますので、それらの病院・医院から様々な処方箋が集まる、特殊な薬局でもあります。
そのため、薬局にはおよそ1700種類の薬を揃え、薬剤師はそれらに関する最新の知識を、常に更新しておかなければなりません。
多様な処方箋、多様な薬剤、そして多様な症状の患者さんと向き合うのは簡単ではありませんが、それだけに薬剤師としては大変やりがいのある職場ともいえます。

 

薬剤師は人と向きあう職業である

そんな特殊な薬局だからこそ、速さや正確さはもちろんのこと、患者さんとのコミュニケーションを一番大切にしています。
“病院では緊張して言いそびれたけど、ここ(薬局)で思い出した”とか、”どこの病院に行けばいいかわからなくて聞きにきた”など、患者さんとの何気ない会話の中にこそ、重要な病気の手がかりや、薬の飲み方の誤り、その方の生活習慣など、ご本人や主治医に助言できることがたくさん隠れているのです。

 

コミュニケーションに苦手意識のある人も自信を持って

そうはいっても、最近はコミュニケーションに苦手意識を持っている人が多く、薬学部実習生の中にもそのような人が多いように思います。でも数週間、患者さんや職員と関わる中で、人と関わることのおもしろさに気づいてくれる瞬間があるのです。
コミュニケーションが苦手、人づきあいが苦手、という人も、よくよく聞いてみれば本当は人と関わるのが好きな人ばかり。人と関わることの良さや楽しさ、必要性に気づく経験が足りないだけなのかもしれません。

 

薬局の役割は、患者さんと病院・医院のかけ橋

いよいよ団塊の世代が高齢者となる時代がやってきます。高齢化社会で薬剤師のあたらしい活躍の場になるのが、在宅訪問。井手薬局でもその取り組みを始めています。
坂の多い佐世保ではこれからさらにその必要性が高まると考えられています。
経験と知識をもった薬剤師が訪問し、薬を届けるだけでなく、話に耳を傾けることは、患者さんをサポートするチーム医療の要となっていくでしょう。

 

 

さいごに
 

これからますます薬局と薬剤師の役割は広がっていきます。
人との関わりの中で、学び、たのしみ、考え、患者さんの力になっていきたい。
そのような熱い想いをもった方と、一緒に働ける日を楽しみにしています。

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藤村志乃芙

フリーランスライター

shinobu fujimura

藤村志乃芙(佐世保市在住)


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